日本応用地質学会が主催する能登半島地震の報告会が開催されました.概ね1年後の時期の開催ですが,ただ速報を提示するだけではなく,災害に対してどのような視点が必要ということも含めた内容になりました.前日まで大雪でしたが当日は幸いに天候が回復し,学会員や一般参加を含めて200名近い多くの方にお越しいただきました!
基調講演は金沢大学の塚脇真二先生で,地域社会のありかたや今後の復興に向けてのお話でしたが,地質学に限らず,将来発生する新たな地震災害に関する警鐘も含んでおり,聞きごたえのあるものでした.
このほか,地形学地質学の視点からの講演が続き,第5部では,「地震やその後の災害から身を守るため」の報告がなされました.能登地震では土砂災害のイエローゾーン・レッドゾーン以外の斜面崩壊も発生していますが,これは単に公刊資料の問題ではなく,地域住民(そこに住むすべての人)が災害に対してより敏感になり,自分の地域を知ることが大事であるということが報告されました.
ここからは私の個人的意見ですが,近年は人間の歴史も長くなり,稀な災害スパン(200年豪雨や1000年に一度の災害)と当たってしまうことが今後増えます.防災情報は「あたえられるもの」ではなく,自ら考えて動かなければならないと強く感じました.南海トラフ地震のことが話題となることが多いですが,直接的な地震の被害の大きさは,内陸直下型地震も引けを取ることはありません.これを機にあらためて諏訪地域でも考え方を調整しなければならないと強く思います.
令和 6 年能登半島地震災害調査団現地報告会
能登半島地震がなぜ起こり故郷がどう変化したのか
-持続可能な故郷の再生に向けてー
開催日時:令和 7 年 1 月 11 日(土曜日)13:00~16:40
開催会場:金沢勤労者プラザ + WEB 併用



開催会場は.金沢勤労者プラザの多目的ホールで多数の参加者にご来場いただきました.



ただ地質と地形の専門知識だけではなく,防災・減災,今後どうすればいいのか?ということろまで及びました.


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