諏訪地域~松本の中新世の花崗岩調査

先週の週末は,中央開発株式会社の皆さまと,諏訪地域~松本の中新世の花崗岩のキックオフ調査を行いました.

初日は松本の牛伏寺断層東側に分布する松本岩体,2日は茅野市の小泉山(こずみやま),大泉山(おおずみやま)を対象としました.松本岩体は崖の湯付近にはあまり露出していませんでしたが,牛伏寺川の支流である大沢~中沢~北沢には,ところどころ露岩があり,細粒~中粒の花崗閃緑岩で有色鉱物が目立ちました.弱~中風化していますが,典型的なマサは認められませんでした.大きな節理は認められず20~30cmの岩体が多いように感じました.

松本岩体の花崗岩,中沢にはほとんど露岩していない

小泉山は標高1000m程度,川からの比高差約200mの台形状の岩体です.これは川沿いを除いて,ほとんど花崗岩は認められず再結晶化したホルンフェルスの礫ばかりでした.また一部には流紋岩質の凝灰岩が分布しており,一部強変質していました.これは粘土化して,小泉山東側に粘土山の名称が残っていました.はっきりとしたことはこれからですが,小泉山は花崗岩体の頭頂部に相当し,熱により上位にあった堆積岩類がホルンフェルス化しているようです.例えば,小泉山と大泉山の間はルーフペンダントのようになっている可能性もありそうです.

大泉山では南部しか調査できず(多留姫の滝),花崗岩体の確認は,できませんでした.NE系東落ちの堆積岩類でした.傾斜が30度程度なのは花崗岩の岩体形状と関係があるのかもしれません.これからの調査が楽しみです

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