恒例の東京電力 奈川渡ダムと安曇発電所の訪問

今年も学生とともに、東京電力の奈川渡ダムと安曇発電所を訪問しました。奈川渡ダムは梓川に連なる奈川渡・水殿・稲核の3ダムの最上流に位置し、安曇発電所では揚水発電も行われています。

巡検前には、ダムの形式や発電の仕組みに加え、フランスのマルパッセダム事故やイタリアのヴァイオントダム災害など、世界のダム災害について学習しました。こうした事故の教訓を背景に、奈川渡ダムの計画でも世界銀行との協議を含め、ダム高や安全性について慎重な検討が行われた経緯があります。

学生からは、「事前に災害事例を学んだことで、実際のダムを見る際の解像度が上がった」との感想もありました。ダムや発電所は、単に巨大な構造物を造ればよいのではなく、地形・地質、発電方式、複数のダムの配置などを総合的に考えて計画されています。過去の事故や失敗から得られた知見が、現在の安全を支えていることを実物から学ぶ、非常に貴重な機会となりました。

コメントを残す